指導者(顧問)がいない学生チームで勝つために必要なことは「〇〇性」と「〇〇性」
専門の指導者(顧問)がいない学生チームで勝つために必要なことは「客観性」と「主体性」
部活をしていても
- 専門の指導者がいない
- 顧問の先生が来ない
- 来ても何もしない
- 言っていることがわからない
- 古臭くてついていけない
- 明らかに理不尽だ
など
問題を抱えている部活や学生さんはたくさんいると思います。
今回は、小学5年生から大学4年までバレーをしてきた、現在大学で学生コーチをしている僕(大学院1年)が考える「専門の指導者がいなくてもうまく部活動を運営して勝つために必要なこと」を紹介します。
目次
- 客観性とは
- 主体性とは
- 客観性を取り入れるには
- 主体性を取り入れるには
- まとめ
タイトルにもあるように専門の指導者(顧問)がいない学生チームで勝つために必要なことは「客観性」と「主体性」です。
1. 客観性とは
その客観性とは以下のように説明されます。
【客観性】客観的であること。だれもがそうだと納得できる、そのものの性質。
【客観的】1 主観または主体を離れて独立に存在するさま。⇔主観的。
2 特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。「客観的な意見」「客観的に描写する」⇔主観的。出典大辞泉|小学館
例えば、自分たちのチームが
- 何人で構成されているか
- 他のチームにどのように評価されているか
- 実績はどの程度なのか
なぜこれが客観性を持つかというとチームの内部の人が決める事ではない情報だからです。
正直2つ目の他のチームにどのように評価されているのかということは客観性はありますが妥当性と信頼性が疑われます。
2. 主体性とは
【主体性】自分の意志・判断で行動しようとする態度。「主体性のない人」「主体性をもって仕事に取り組む」
【主体的】自分の意志・判断に基づいて行動するさま。「主体的な行動」
出典大辞泉|小学館
自分たちで決めたり選んだりしてチームを運営していくことが主体性を持つということです。
例えば、自分たちで
- 決まり事を作ったり
- 練習内容を決めたり
- 誰に言われずとも練習したりすること
が主体性を持つということでしょう。
3. 客観性を取り入れるには
部活でチームを運営していく上で客観性を担保するには現状を把握する必要があります。
僕のチームではまず今回チーム発足の段階で部員(選手)一人ひとりにパワプロくんのようにGからSで評価をつけました。(ゲームのように細かい数値まで評価をつけられるとより具体性が増していいかも。)信頼性も妥当性も低いですが1つの方法として取り入れてみました。ゲーム感覚で部員たちも受け入れやすかったようです。
評価に客観性を持たせることによって目標が具体化されます。D評価をC評価に上げるという目標が生まれるでしょう。誰もがA評価やS評価を目指して取り組んでいるとは思いますがステップを踏んで練習する方が着実に成長できます。
また、この評価によりどのような練習を重点的に行う必要があるかが明らかになります。これにより練習メニューをゼロから作るという手間が省けるでしょう。さらにどの段階まで到達したら次のレベルに練習が移行できるのかを考える時にも参考になります。
4. 主体性を取り入れるには
部員全員の声を聞く必要があります。
部長やキャプテンなどが練習メニューを提案したら少なくとも意見する場を設けると良いでしょう。どんなに正当な理由で練習メニューを組み立てられていても、それを自分たちで決めない限り、当事者意識が薄れて練習に主体性を持って取り組むことができなくなる場合があります。
全員に当事者意識を持たせるためにもそれぞれに選択をする機会を与えましょう。そのためには練習メニューの代替案を考えておいたり、部員たちにも練習メニューを考えてもらったりしておいた方がいいかもしれません。
何事も“自分で決める”ことが主体性を持たせるためには重要です。
たとえ専門の指導者(顧問)がいたとしても納得していないことを続けることはストレスになるでしょうし、自分たちで考えたり選択したらしていない練習をこなしたところで指導者(顧問)がいなくなればその力は発揮できなくなるでしょう。
5. まとめ
今回は、専門の指導者(顧問)がいない学生チームで勝つために必要なことは「客観性」と「主体性」であると紹介しました。
まとめると、
- 客観性と主体性が必要
- まず、現状を知りましょう
- 数値化しよう(得点やアルファベットで評価)
- 具体的な目標をたてよう(小さな目標)
- みんなで決めよう
- 一人ひとり発言しましょう
- 自分たちで決めたことはやり抜こう
- 基準を決めて次の目標に移ろう
以上のことを繰り返していけば指導者(顧問)がいないチームでも成長し、試合に勝つことができるようになるでしょう。既に勝てるチームもより自分たちが持つ力を発揮できるようになるでしょう。チームの運営に悩んだ時は思い出してみてください。
僕たちのチームも勝てるチームに成長できるよう日々努力していきます。みなさんも一緒に頑張っていきましょう!ありがとうございました。